耐風性、耐雨性に優れ、さらに水生生物に対する
安全性も備えた粉じん抑制剤です。
宅地造成等の工事現場における、強風時の粉じん発生の抑制に加え、
降雨時の造成法面からの土砂流出防止も期待できます。
散布翌日から粉じん抑制効果を発揮し、効果は3ヵ月間持続します。
本技術は、正電荷と負電荷の極性の異なる高分子化合物の複合体(polyioncomplex:PIC)を利用したものです。PICを適切な濃度に希釈して地面に散布することで、土中の土粒子と高分子化合物の分子鎖が絡み合っ て固定化し、風等による粉じんの発生を抑制します。また、環境への影響が小さい点も特徴の一つです。
18kg紙製容器内にビニール製の2重袋に入った状態で梱包
※ 管理値0.6mg/m3:視程が2km以下となり、地域住民の中に不快、健康被害を訴える者が増加する濃度。
「生活環境審議会 公害部会 浮遊粉塵環境基準専門委員会:浮遊粒子状物質による環境汚染の環境基準に関する専門委員会報告,1970」
耐風試験の結果
耐雨試験の結果
国際標準の水生生物に対する安全性評価試験※1の結果、本製品は水生生物への有害性は確認されませんでした。
急性水生有害性の区分※2※1 OECDテストガイドラインTG203「魚類急性毒性試験」
※2 化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)の定める水生生物に対する安全性の区分
国際標準の生体に対する安全性評価試験※3の結果、本製品は生体への有害性も確認されませんでした。
急性毒性(経口)の区分※4※3 OECDテストガイドラインTG423「急性経口毒性試験-毒性等級法」
※4 GHSの定める生体(ラット)に対する経口毒性の区分
※5 OECDテストガイドラインでは、2,000mg/kg体重以上での試験は動物愛護の観点から推奨されていません。
本製品は、現場の状況に応じて製品原液の希釈濃度を変えることで散布方法を選択することができます。
散布ホースによる希釈液の散布状況
散水車による希釈液の散布状況